一人ですべての問い合わせに答えている間は、複数のエイリアスを同じメールボックスに届ける方法で対応できます。営業担当が加わったら、どのやり取りを読めるようにするか、返信をどこに残すかを決めましょう。まず本人用のログインを用意し、仕事に必要な権限を付けます。
たとえば、仕入先との連絡は経営者の個人用業務メールボックスに残し、sales@ は二人で担当します。公開しているアドレスを変えずに、読む人、返信する人、不在時の担当を見直す形です。
一人で複数のアドレスを使う
小さな工房で、代表の Irina が顧客対応、提携の問い合わせ、注文確認を一人で担当しているとします。irina@workshop.example で、info@ や sales@ 宛てのメールも受け取れます。
エイリアスは、既存のメールボックスに追加するアドレスです。専用パスワードや独立した保存場所はありません。同じメールボックスへ届くため、複数アカウントを確認する必要がありません。
一人が実際にすべての窓口を担当している間は便利です。宛先によって問い合わせの種類を見分け、必要に応じてメールボックス内で整理できます。仕組みはエイリアスのガイドにあります。
やり取りを分ける必要が出たら
営業だけを担当する人が入った場合、Irina のパスワードを渡すのは適切ではありません。仕入先のメール、書類、個別の仕事の連絡もあるためです。担当者には、自分が扱うやり取りへのアクセスが必要です。
次の四つを比較します。
- エイリアスは既存のメールボックスへ届け、その利用者が読みます。
- 独立したメールボックスは、自分の履歴、ログイン、パスワードを持ちます。
- 共有メールボックスはチームの履歴を保存し、メンバーは個人のログインと権限を使います。
- 転送アドレスは指定先へ届け、独立したログインや履歴は持ちません。
sales@ を一人が担当するなら独立したメールボックス、Irina と二人で担当するなら共有メールボックスが候補になります。共有なら同じ履歴を扱い、それぞれに権限を付けられます。
共通アドレスに共通パスワードは不要
TrekMail の共有メンバーは自分のアカウントでログインします。権限で閲覧と共通アドレスからの送信を決められ、一人のアクセスを外しても全員へ新しい共通パスワードを渡す必要はありません。
共有メールボックスには独自の履歴があります。個人へ転送するだけでは返信が各自に分散するため、チームが顧客とのやり取りをどこで確認するか決めます。
共有メールボックスの説明でメンバー設定を確認できます。ただし support@ というアドレスだけで問い合わせ管理システムになるわけではありません。案件ごとの担当割り当て、期限管理、専用レポートは別に検討します。
返信元も確認する
sales@ で受信できるだけでは設定は終わりません。顧客への返信も適切な仕事用アドレスから送る必要があります。TrekMail ではエイリアスに送信を許可し、Webメールで使えます。
表示名、署名、返信先を確認します。たとえばIrina自身が返信する場合は、表示名を「Irina、工房」、アドレスを sales@workshop.example にします。問い合わせ内容と名前が合っていれば、会話を続けやすくなります。詳細は送信元設定を参照してください。
エイリアスと共有メールボックスは Starter、Pro、Agency で、定められた上限内で利用できます。用途、責任者、メンバー、返信方法を短く一覧にし、エイリアスで足りるものと独立した箱が必要なものを分けます。実際の仕事に合った構成なら、増員後も把握しやすくなります。
問い合わせ一件で引き継ぎを確認する
公開アドレスごとに、現在の受信先、今後読む人、送信できる人、履歴を探す場所を書き出します。既存のエイリアスから別の構成へ移る前に、利用できる手順を確認してください。アドレス名を保つだけで過去のメールが移るわけではありません。
新しい担当者にテストの問い合わせを送り、正しいアドレスで返信し、その返信をもう一度探してもらいます。経営者のログインからも同じ会話を確認しましょう。片方にしか返信が見えないなら、それが業務上の意図と合うか判断します。役割が変わったら共有パスワードに頼らず、権限を見直してください。
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