IONOSメールの代替サービスを探すきっかけになるのは、料金ではありません。各メールボックスの容量が2 GBしかないことです。これは、月額$1.10でも$4でも、どちらのメールプランにも当てはまります。
料金についても、もう一度よく見る必要があります。大きく表示されている金額は三年契約の初回期間だけに適用され、更新時にはおおむね倍になるからです。
IONOSメールの代替サービスと比較すべき料金
IONOSのメールホスティングのページに掲載されている料金は次のとおりです。
| プラン | 初回期間 | 更新後 | 容量 | アカウント数 |
|---|---|---|---|---|
| Basic Email | 月額$1.10 | 月額$2.00 | 2 GB | 1 |
| Business Email | 月額$2.00 | 月額$4.00 | 各2 GB | 25 |
| Microsoft Exchange | 月額$3.00 | 月額$6.00 | 50 GB | 1 |
| Microsoft 365 | 月額$1.00 | 月額$15.00 | 50 GB + 1 TB | 1 |
IONOSメールの代替サービスと比べる前に、この表から読み取るべき点が二つあります。
初回契約は三年間です。この契約期間が割引の条件なので、月額$1.10を選ぶと2029年まで利用することになります。条件は明示されていますが、この市場ではかなり長い契約期間です。
更新時にはおおむね倍額になります。ただし、一つだけ例外があります。Microsoft 365は月額$1から$15へ上がり、実に十五倍です。比較するときは、必ず更新後の料金を基準にしてください。
費用対効果が高い点は正当に評価すべきでしょう。Business Emailは更新後も月額$4で25個のメールボックスを利用でき、プラン全体で年額$48です。一人ごとの料金ではありません。確かに安く、誠実なIONOSメールの代替サービスなら、その事実を無視することはありません。
限られた容量は一年ほどで埋まる
しかし、料金の魅力を薄れさせる制約があります。
どちらのメールプランも、容量はメールボックスごとに2 GBです。請求書、契約書、写真、ときにはプレゼンテーション資料も届く業務用アドレスなら、一年ほど、場合によってはそれより早く一杯になります。その後はメールが返送されるか、既存メールを削除しなければなりません。容量はメールボックスごとに固定されているため、余っている容量をほかの利用者から回すこともできません。
市場の一般的な水準と比べてみましょう。Greatmailは月額$1.95で明示的な上限がなく、Mailbuxはメールボックス数無制限で10 GBを共有します。MailAfinitiはメールボックスごとに10 GBを月額$1.50で提供し、当社のStarterでは15 GBを共有できます。IONOSの容量は、この中でも明らかに最小クラスです。
IONOSが用意している解決策は、容量50 GBのExchangeです。ただし更新後は一人あたり月額$6なので、容量不足を解消するために三倍のユーザー単位課金へ移ることになります。この時点で、多くの人がIONOSメールの代替サービスを探し始めます。
IONOSの優れている点
24/7サポートがすべてのプランに含まれます。MXroute、Purelymail、Migaduとの比較からも分かるように、独立系サービスでは当たり前ではありません。
無料ドメインが各プランに付き、Hosted Exchangeでは契約中ずっとドメイン料金が無料です。いずれにしても購入する予定なら、実質的な節約になります。
すべてのプランでIMAPを利用できるため、IMAP対応のメールクライアントから接続できます。この市場では当然と思わないほうがよい機能です。Zohoの無料プランではIMAPを利用できず、Fastmailの最安ビジネスプランにも含まれていません。
ドメイン、ホスティング、メールを一社にまとめられ、広告もありません。多くの小規模事業者にとって、これがIONOSを選ぶ最大の魅力です。
IONOSメールの代替サービスは何が違うのか
主な違いは四つあります。最初の違いが、多くの人が乗り換える理由です。
容量はメールボックスごとの固定配分ではなく、全体で共有します。Starterは15 GB、Proは50 GB、Agencyは200 GBで、すべてのメールボックスが同じ容量枠を使います。アドレスごとの上限は管理者が設定できます。一人のアーカイブが上限に達する一方で、別の人には200 MBしか使われていないという無駄がなく、容量不足の解決にExchangeへ移る必要もありません。
契約期間の縛りがなく、表示料金が更新後も変わりません。三年契約も、初回期間の終了とともになくなる割引もありません。
すべてのドメインに必要なDNS設定をサービス側で反映します。Cloudflareでは対象ゾーンのみに権限を限定したトークンを使い、適用前に変更内容を確認できます。対応レジストラなら、認証情報を預けずにDomain Connectを一度クリックするだけです。詳しくはDNS設定をご覧ください。
チームで対応するアドレスを運用できます。support@をメンバー付きの共有メールボックスにすれば、同じ顧客へ二人が気づかず重複して返信する事態を防げます。
クライアントのメールボックスを管理する場合に必要な機能もそろっています。設定案内を添えた一括作成、同一アカウント内でのアドレス確認、他社でホストされているメールボックスの閲覧、管理画面とウェブメールの独自ブランド化に対応します。
利用者別の結論
判断基準になるのは利用人数ではなく、どれだけメールを保存するかです。
不要なメールをこまめに削除する個人。Basic Emailは更新後も月額$2で無料ドメインが付くため、十分に妥当です。IONOSメールの代替サービスが明確に優れているとは限りません。2 GBで本当に足り、三年契約も気にならないなら、そのまま使い続けてよいでしょう。
チーム。25個のメールボックスを年額$48で使えるのは非常に魅力的ですが、誰か一人でも容量上限に達すると問題になります。多くのチームでは、いずれ誰かが上限に達します。共有容量なら、この問題を根本から解消できます。Proでは50 GBを年額$120で共有し、一人のアーカイブが全容量を使い切らないようアドレスごとの上限も設定できます。無料の役割アドレスと、配信時に処理するフィルターも利用できます。
IONOSのMicrosoft 365を検討している人。更新後の料金を必ず再確認してください。月額$1が$15になり、Microsoft 365を直接購入するより高くなります。初年度に節約できるのは事実ですが、翌年の負担増も同じく事実です。
複数企業のメールを管理する人。クライアントごとの三年契約と、メールボックスごとの2 GB上限は、代理店の運用には向きません。代替サービスなら、ドメインとメールボックスの一括作成、クライアントのパスワードを預からずに済む設定案内、管理対象全体のDNS設定、クライアントが利用する画面への自社ブランド表示が可能です。
よくある質問
IONOSメールの容量はどのくらいですか?
Basic EmailとBusiness Emailは、どちらもメールボックスごとに2 GBです。Exchangeプランは50 GBですが、一人あたりの料金は約三倍になります。
月額$1.10という料金は本当ですか?
はい。ただし三年間の初回契約に限られ、更新後は月額$2です。Business Emailも同様に$2から$4へ上がります。
IONOSはIMAPに対応していますか?
はい。すべてのプランで利用できるため、Outlook、Apple Mail、Thunderbirdから接続できます。アップグレードしなければIMAPを使えない競合サービスもあるので、確認する価値があります。
IONOSメールの代替サービスのほうが安いですか?
メールボックス数が少ないうちは、必ずしも安くありません。25アカウントで年額$48という料金を下回るのは困難です。2 GBで足りなくなった時点から、代替サービスのほうが安くなります。IONOSで容量を増やすには、ユーザー単位課金のExchangeへ移る必要があるためです。
メールボックスが一杯になるとどうなりますか?
空き容量を確保するまで、そのアドレス宛てのメールは受信されません。ほかの利用者から回せる共有容量もありません。アドレスごとの上限を設定できる共有容量なら、仕組みそのものを改善できます。
メールを移行しても無料ドメインを維持できますか?
ドメイン登録とメールホスティングは別のサービスです。MXレコードを変更しても、ドメインの登録先は変わりません。詳しくはDNS設定をご覧ください。「無料」が通常適用されるのは初回契約だけなので、ドメイン自体の更新料金も確認してください。
移行すると何か失われますか?
IMAPで移行できるのは、移行元と移行先の両方が対応しているメッセージ、フォルダー、状態フラグです。コピー後に移行元と照合し、不足があれば元のサービスを解約する前に対応してください。詳しくは一括移行をご覧ください。