IMAPとSMTPの情報が分かれば、独自ドメインメールの設定は一台あたり約10分です。Apple Mail、Gmail、Android標準メールでは画面が少し異なりますが、認証情報は共通です。設定値はほとんど変わらず、管理者の各端末で再利用できます。
多くの手順書は一つのアプリとOSだけを扱いますが、実際にはiPhoneのApple MailとAndroidのGmailやOutlookなど、最低二つのクライアントが必要になりがちです。以下の三つの流れは同じ設定値で主な組み合わせを扱います。
一つの設定表を使ってiPhone、Gmail、Android Mailを説明します。全体像は独自ドメインメールをご覧ください。
事前に必要な情報
メールアドレス (you@yourcompany.com)、メールボックスまたはアプリのパスワード、事業者のIMAPとSMTPサーバー名を用意します。通常は管理画面のクライアント設定や端末設定ページにまとまっています。
IMAPとSMTPにアプリパスワードが必要なら、端末設定前に発行します。管理画面でIMAPアクセスを有効にする事業者もあります。アプリを開く前に準備してください。
共通のIMAPとSMTP設定
同じメール事業者なら、どのモバイルクライアントでもIMAPとSMTPは共通です。以下はTrekMailでホストする独自ドメインメールの標準値で、Apple Mail、Gmail、Android Mailにそのまま使えます。
| 項目 | 値 | 説明 |
|---|---|---|
| IMAPサーバー | imap.trekmail.net | 受信用 |
| IMAPポート | 993 | SSL/TLS必須 |
| IMAPセキュリティ | SSL/TLS | ポート143ではSTARTTLSを使わない |
| SMTPサーバー | smtp.trekmail.net | 送信用 |
| SMTPポート | 465 (SSL) または587 (STARTTLS) | どちらも利用可能、465を推奨 |
| ユーザー名 | メールアドレス全体 | you@yourcompany.com |
| パスワード | メールボックスまたはアプリパスワード | 2FA有効時はアプリパスワード |
設定表はパスワード管理アプリ、チームノート、印刷物などに保存します。iPhoneの更新、Androidの交換、新メンバーの参加により、通常は三、四回繰り返します。端末が変わっても値は同じです。
iPhoneのApple Mail設定
設定は約5分です。「設定」から「メール」を開き、「アカウント → アカウントを追加 → その他」を選びます。「メールアカウントを追加」で名前、アドレス (you@yourcompany.com)、パスワード、説明を入力し、次へ進みます。
Apple Mailはサーバーの自動検出を試します。多くの独自ドメインには検出用レコードがなく、手動入力画面になります。表のIMAPとSMTPを入力して保存すると、新しいメールボックスが表示され、数分で同期します。
Gmailアプリの設定
Gmailでは「その他」を使います。プロフィール画像から「別のアカウントを追加 → その他」を選び、アドレスを入力します。Exchangeではなく「個人用 (IMAP)」を選択し、パスワードを入力します。
続く画面で表のIMAPとSMTPを入力します。既存のGmailアカウントと並んで追加され、プロフィールメニューから切り替えられます。検索、ラベル、フィルターも同様に使えます。統一した操作感がGmailを選ぶ大きな理由です。
Android標準メールの設定
メーカーによりSamsung Email、Mi Mail、Pixel Mailなどアプリが異なります。「その他のメールアカウント」を選び、「メニュー → 設定 → アカウントを追加 → その他」からアドレスとパスワードを入力します。
自動検出が失敗したら、手動設定、IMAPの順に選び、表の値を入力します。画面はメーカーごとに違っても流れは同じです。詳しくは独自ドメインのメールをご覧ください。
アプリパスワードとアカウントパスワード
通常のパスワードではなくアプリパスワードを求める事業者もあります。2FA画面に対応しないクライアント向けの端末別認証情報です。管理画面で発行して端末に入力し、端末を使わなくなったら取り消します。
TrekMailでは現在、セキュリティ画面から発行できます。一度しか表示されないため、画面を閉じる前にコピーしてください。端末ごとに別のものを使えば、紛失端末分だけを取り消し、ほかを継続できます。
モバイルの二要素認証
多くのモバイルクライアントはアプリパスワードで二要素認証と連携します。Web画面はログイン時に2FAを求め、端末は発行時に2FAで承認済みのアプリパスワードを使います。毎回確認せずに保護できます。
管理者にはハードウェアキー2FAを推奨し、通常アカウントではTOTPも使えます。端末設定より先に2FAを有効にしてください。2FA設定で2FA用アプリパスワードを作り、2FAによる承認を保護に結び付けます。約30分の2FA設定で、2FAなしの独自ドメインメールに多い乗っ取りリスクを下げられます。
よくある問題
三つの問題がよくあります。第一に、サーバー名の入力ミスによるTLS証明書不一致で確認に失敗します。IMAPとSMTPを表と照合してください。第二に、受信できても送信できない場合はSMTPポートが原因です。465を試し、失敗したら587を試します。
第三に、確認済みでも同期しない場合は管理画面でIMAPが無効な可能性があります。有効にして5分待ち、再試行します。原因が分かれば各修正は約2分です。入社資料に記載すると問い合わせを減らせます。関連情報はOutlookへのメール転送をご覧ください。
次のステップ
共通のIMAPとSMTPを使えば、一台約10分で設定できます。Apple Mail、Gmail、Android Mailの認証情報は同じです。アプリパスワードとWeb画面の2FAを組み合わせれば、同期ごとの確認なしで2FA保護を保てます。
trekmail.net/pricingでTrekMail Nanoを現在カード不要、期限なしで無料試用できます。現行Nanoは10ドメイン × 10メールボックス、Starterは$4/月または$42/年で、送信量が増えたとき50 × 100まで拡張します。
端末の更新や新メンバー参加のたびに設定は繰り返されます。IMAP/SMTP表をパスワード管理アプリやチームノートに保存すれば、次回から一台約5分に短縮できます。
AndroidではGmailが一般的で、iPhoneではApple MailとGmailに分かれます。Gmailは個人用と独自ドメインで画面が共通です。Apple MailはiOS通知、Siriの提案、拡張機能と深く連携します。作業方法に合う方を選べばよく、配信や基本機能の差はわずかです。
チーム展開ではIMAP/SMTP表を入社資料に加えます。新入社員が5分で自分の端末を設定でき、文書作成の15分は次回以降に回収できます。全体の手順は独自ドメインのメールをご覧ください。